The marketing for niche restaurants

ニッチ(Niche)の元祖は建築、先生は生物学

1.ニッチとはなにか

 ニッチは小さい。儲からない。面倒。と思う方も多いかもしれません。でも、そんなことはないと思います。むしろ、ニッチこそがこれからチャンス。ニッチのコンセプトが明確であるならば、お客さまが自ら発見し、アプローチしてくれるからです。

 「そもそも、ニッチがなに、なんてどうでもいいよ。忙しいんだから」という方は、次のページへ進んでください。居酒屋で友だちに話しても浮いてしまいそうな話です。しかし、真面目に考えると面白いんですよ。ニッチは以下の3つのケースでよく使われています。

2.マーケティングでは4番目のプレーヤー

 ビジネスではなんとなく、市場と市場のすき間ぐらいに考えています。間違ってはいません。マーケティング業界の神様!といわれているF・コトラーは市場のプレーヤーを4つに分類。競争地位別戦略です。市場占有率が多い順にリーダー、チャレンジャー、フォロワーとニッチャーとなります。市場のなかで上位3者が扱わない小さな市場=ニッチ市場をとるのがニッチャー。すき間ですね。
 競争地位別戦略については別ページでお知らせします。また、早稲田大学の山田英夫教授の「競争しない競争戦略」(日本経済新聞出版刊)からも多くの引用、参考をさせていただいています。これについても別ページでお知らせします。

参考:「コトラーのマーケティング・マネジメント 基本編」フィリップ・コトラー著 ピアソンエデュケーション刊
競争地位別戦略、ニッチャー

3.元祖ニッチは建築。カベのくぼみ

 ニッチの語源は建築用語のようです。壁や柱に作ったくぼみがのこと。彫刻や花びんなどを置くスペースとして作られています。古代ローマ建築では、神殿のような建物の壁面に半円アーチのニッチがあったとあります(Wikipedia)。元祖ニッチはローマ出身のようですね。
 日本語では壁龕(へきがん)と訳されています。超難字。薔薇と憂鬱は書けるとモテるようですが、この字は書けてもモテませんね。話がそれました。ニッチがどんなものか、壁のくぼみと考えるとイメージしやすいですね。

ニッチの語源はローマ建築

4.生物学ではナンバーワンの居場所

 生物学の分野では「ある生物種が生息する範囲の環境」*をニッチとしているようです。難しいですね。でも建築のニッチと同じ考え方。ひとつのくぼみにはひとつの花びんしか置けない。これに準じて、ひとつのニッチにはひとつの生物種しか住むことができない。なので、すべての生物は自分だけのニッチをもつことになります。そして、それは重なりあうことはない。強者が大きなニッチのスペースを占める。弱者は小さなスペースでガマンする。しかし、弱者は環境の変化にしたがって新たなニッチを確保するよう変化する。というのが生物学のニッチの考え方です。

 この生物学のニッチの考え方は、ニッチ・ビジネスの戦略やニッチ・マーケティングの考え方の参考になります。いいヒントがたくさんありそう。ニッチの先生かもしれません。詳しくは、また別のページでお知らせします。

*出典:「弱者の戦略」稲垣栄洋著 新潮社刊
生物学のニッチ
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